相続登記を自分でする方法

今回の相続登記の事例

まずはじめに、このサイトの例題となる今回の我が家の相続の事例についてご説明します。部分、部分で同様の方もいらっしゃると思いますが、「知るかっ!」という方は読み飛ばしてください。

また、この相続は私自身ではなく妻の実家の話で、筆者の私から見ると続柄にはすべて「義」がつくのですが、このサイトでは相続人の妻から見た続柄で記載します。

経緯

先日母が亡くなり、いろいろと整理をしていると、祖父母(故人)が住んでいた家の名義が、祖父のままになっていることがわかりました。この家は長屋のうちの1軒で、売るのも難しく、母が長く病気だったこともあって空き家のままになっていたのですが、名義もそのままだったとは…。
この家を処分しようにも祖父名義のままでは何もできませんので、まずは名義を書き換えることになりました。う~ん、固定資産税はきちんと払っていたのだろうか…。

相関関係

全体像

名義人(被相続人)の祖父には実子はなく、祖母の姪だった母が祖父母の養子になっています。父はいわゆる婿養子で、結婚に際し母の姓が選択されています。父母の子は兄と妻の2人です。

法定相続では

名義人は祖父Aで、この中で最初に亡くなっています。
その法定相続人は祖母Bと養子である母Cの2人・・・と思っていました。
ところが戸籍を取ってみると、父母の婚姻の際に、祖父母と父Dは養子縁組をしていたことがわかりました。つまり父にも、祖父母と法律上の親子関係がありました。ということで、相続関係は下図の通りとなります。数字はなくなった順です。

祖父Aが亡くなった時点の法定相続人は祖母Bと、ともに養子である母C、父Dの3人です。

次に祖母Bが亡くなります。その法定相続人は、養子である母Cと父Ⅾの2人。

そして父Ⅾが亡くなり法定相続人は母C、兄E、妻Fの3人。

最後に母Cが亡くなり、その法定相続人は兄Eと妻Fの2人で、これが現在の状況です。

通常もちろん上述のように名義人がなくなるごとに相続登記をしないといけません。
そしてそれを怠っていて、今になってから相続登記をする場合も、上述の誰かが亡くなったごとの相続登記をすべて遡って順に行わないといけません。書類作成はもちろんのこと、登録免許税という登記の際の税金も、4回分支払う必要があります。

数次相続と中間省略登記

そこで今回は、数次相続中間省略登記という方法で、祖父から孫である妻へ直接名義変更しました。